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年度別実証試験研究
2012(平成24)年度実証試験状況について
平成24年度は7月まで設備点検を実施し、ガス化炉後流熱交換器(SGC)容積低減方策の対応として伝熱管の一部の形状改造を実施しました。その後プラントを起動し、適用炭種の拡大を目指した炭種変化試験やガス化炉後流熱交換器(SGC)伝熱管詰まりへの対応として各種試験を実施しました。
【炭種変化試験(RUN-15)】
- <試験目的>
- ・設計炭以外での瀝青炭を用いた炭種変化試験を実施する。
- ・SGC伝熱管詰まり状況を確認する。
- <試験結果>
- ・亜瀝青炭(米国炭)を用いた運転を実施した。
- ・米国炭では専焼にて150MW、33%混焼にてほぼ定格負荷での運転を確認した。
- ・SGC伝熱管詰まりについては、SGC伝熱管の一部の形状改造を行い運転確認を実施した。
伝熱管の改造による対策と高圧除煤装置のインターバルの適正化等の対策などにより、SGC伝熱管詰まり対策の効果を確認した。
【炭種変化試験(RUN-16)】
- <試験目的>
- ・設計炭以外での瀝青炭を用いた炭種変化試験を実施する。
- ・SGC伝熱管詰まり状況を確認する。
- <試験結果>
- ・瀝青炭(カナダ炭)を用いた運転を実施した。
- ・カナダ炭では専焼にて190MW、67%混焼にて205MW負荷での運転を確認した。
- ・SGC伝熱管詰まりについては、RUN15同様、伝熱管の改造による対策と高圧除煤装置のインターバルの適正化等の対策などにより、SGC伝熱管詰まり対策の効果を確認した。