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年度別実証試験研究
2010(平成22)年度実証試験状況について
平成22年度は適用炭種の拡大を目指した炭種変化試験と設備の運用性向上・ガス化炉後流熱交換器(SGC)伝熱管詰まりへの対応として各種試験を実施しました。
【炭種変化試験(RUN-12)】
- <試験目的>
- ・設計炭以外での亜瀝青炭を用いた炭種変化試験を実施する。
- ・SGC伝熱管詰まり状況を確認する。
- <試験結果>
- ・亜瀝青炭(インドネシア炭B)を用いて、プラント負荷60%(150MW)の運転を確認した。
- ・SGC伝熱管詰まりについては、高圧除煤装置の運用インターバルを短縮して対応することでトラブル発生しなかったが、高圧除煤装置の耐久性が課題となる。
【運用性向上試験(RUN-13)】
- <試験目的>
- ・最低負荷確認試験及び負荷変化試験を実施し、運用性の向上を図る。
- ・SGC伝熱管詰まり状況を確認する。
- <試験結果>
- ・最低負荷確認試験では、プラントの従来最低負荷125MW(50%負荷)から90MW(36%負荷)での安定運転を確認した。
- ・負荷変化率3.0%/min(7.5MW/min)を確認した。
- ・SGC伝熱管詰まりについては、亜瀝青炭(インドネシア炭A)を用いた運転により確認を行ったが、高圧除煤装置のインターバルを短縮せずともトラブル発生しなかった。