私たちの仕事について

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私たちの仕事について

  • 地域を照らす私たちの電気

    小名浜港には世界中から石炭が集められ、毎日当発電所まで約1万2000tがトラック輸送されます。届けられた石炭は採掘された国や山で品質は大きく異なるため、自社で水分や灰分などの割合を分析。燃焼の火力・時間が安定するよう2~3種類の石炭をブレンドし使用しています。操作室では常に燃焼状態を監視し、同時に発電設備のパトロールで、音や振動、温度、ボルトの締まりなどに異常がないか、五感を駆使し点検。こうして生み出された電気は、ここから東京電力・東北電力に送られ、いわき市を中心とする福島県南部、茨城県北部の街に灯りを燈します。

  • 世界が注目する当社のIGCC

    当発電所の一番の特長はIGCC(石炭ガス化複合発電)という発電方式のユニットを、日本で唯一商用運転実績があることです。IGCCとは、石炭をガス化し、そのガスでガスタービンを動かして発電、またガスタービンの排熱を利用して蒸気をつくり、その蒸気で蒸気タービンを動かし発電するという、2段階の発電方式をとっています。高効率発電が可能であり、二酸化炭素の排出量が約20%減少するのが特長です。しかし、運用には高い技術が求められ、現在商用運転しているのは世界でも数社しかありません。当社は連続運転時間3,917時間という記録を樹立し、タイ、ポーランド、チリなどの要人が視察に訪れるなど世界中のエネルギー関係者が勿来発電所に高い関心を寄せています。

  • 勿来IGCCパワー発電所 運転・保守業務受託を開始

    福島復興電源プロジェクトとは,福島の経済再生を後押しする産業基盤や,雇用機会の創出を目的とし,勿来地区と広野地区にIGCC設備の建設・運転を行うプロジェクトです。このプロジェクトは東京電力ホールディングス株式会社,三菱商事パワー株式会社,三菱重工業株式会社,三菱電機株式会社,そして常磐共同火力株式会社の5社で構成される福島復興電源コンソーシアムが主体となっています。この中でも高い専門性を持つ当社が中心となり,運転・保全を行っていきます。2021年4月から営業運転を開始しクリーンコールテクノロジーの分野で世界をけん引することを目指しています。