私たちの仕事について

INTERVIEW

私たちの仕事について

穏やかさと、
プロの鋭さを持つ先輩方

発電当直グループ

佐藤 丈仁

2020年度/新卒入社 環境化学科 卒

  • ここには未来につながる技術があった

    大学では環境について学び、発電所で働きたいという思いを持って就活をしていました。その中でも特に興味を持ったのは「発電」と「廃炉」の分野。実は、大手企業の分社で廃炉を行っている会社にエントリーにしていたのですが当社と検討した結果、辞退することにしました。その一番の理由は、発電ユニットは廃炉になってしまえばそこでお終いであること。一方、発電は長く地域の生活を支え続ける分野なのでやりがいは十分。また、少ない環境負荷で高効率の発電を実現できるIGCC(石炭ガス化複合発電)は世界にまだ数基しか稼働していないのですが、その一基が当社にあることが決め手になりました。最新技術を使い、人々の生活を照らす。そんな常磐共同火力ならではの働き方にワクワクしたことを覚えています。

  • 年齢差を全く感じない、居心地の良さ

    入社後、私は発電ユニットの点検作業を行う部署に配属が決まりました。具体的な仕事内容としては、発電ユニット内にある制御室で運転に異常がないか数値をチェック。加えて実際に歩いて「バルブのゆるみ」や「普段と違う音」が無いかなど、五感を使って確認を行います。ただ、発電ユニットの仕組みは複雑なことに加え、トラブルの種類も非常に多い。座学で全てを学ぶのは不可能なため、新人はベテランと一緒に行動し実戦形式で知識・技術を学びます。専門職×ベテラン、というと昔堅気のイメージを持つ方もいるかもしれませんが、当社の先輩方は気さくで教え方も非常に丁寧。自分の父親ぐらいの年代の方も大勢いますが年齢差を感じることなく何でも気軽に相談できます。仕事をする上で人間関係に悩むことがないので、気持ちを楽にして働くことができます。

  • 穏やかな目が、プロの目に変わる瞬間

    2021年2月の夜に、福島県沖でマグニチュード7.3の地震が発生しました。その日、私は当直で勤務しており、発電ユニット内にいました。大きな揺れともに発電ユニットは緊急停止。私には何が起こったのかわかりません。しかし、先輩方は大きな揺れの中で瞬時に状況を把握・的確に指示を出し、一秒でも早く復旧するために動き出していました。普段は穏やかな先輩方の目が、その時は鋭いプロの目に。空気は張り詰めているものの指示はわかりやすく丁寧だったので、パニックになることもなく自分のやるべき仕事に集中できました。夜中のうちに作業は完了し、消費電力が増える朝には発電ユニットは運転を再開。そのときに、この先輩たちについていけば間違いなく一流になれると再認識しました。