
ABOUT
私たちの仕事について
-
地域を照らす私たちの電気
小名浜港には世界中から石炭のほか、カーボンニュートラル燃料である木質ペレット等が集められ、毎日当発電所までトラック輸送されます。届けられた石炭は採掘された国や山で品質は大きく異なるため、自社で水分や灰分などの割合を分析。燃焼の火力・時間が安定するよう2~3種類の石炭をブレンドし使用しています。操作室では常に燃焼状態を監視し、同時に発電設備のパトロールで、音や振動、温度、ボルトの締まりなどに異常がないか、五感を駆使し点検。こうして生み出された電気は、ここから東京電力エナジーパートナー・東北電力に送られ、いわき市を中心とする福島県南部、茨城県北部の街に灯りを燈します。
-
浜通り地域の資源を利活用した高効率・循環型ネガティブエミッション・地産地消システム
福島大学と当社は、福島国際研究教育機構(F-REI(エフレイ))が公募する2023年度「ネガティブエミッションのコア技術の研究開発・実証」委託事業についてコンソーシアムを組み応募し、F-REIと委託契約を締結しました。本事業では福島県いわき市及び浜通り地域で発生する未利用材の炭化プロセスにおいて生成する水素や一酸化炭素等の可燃ガスをエネルギー利用するとともに、同時に製造されるバイオ炭を農地施用することにより炭素貯留するネガティブエミッション技術の開発を図ります。本研究事業により、カーボンニュートラル社会の実現に寄与することができるとともに、行政と連携していわき市及び浜通り地域の資源を有効利用することにより、森林整備からエネルギー利用までの地産地消型循環サイクルを形成することで、地域産業を守り、産業の空洞化を防止することができると考えています。
-
勿来IGCCパワー発電所 運転・保守業務受託を開始
福島復興電源プロジェクトとは、福島の経済再生を後押しする産業基盤や、雇用機会の創出を目的とし、勿来地区と広野地区にIGCC設備の建設・運転を行うプロジェクトです。このプロジェクトは東京電力ホールディングス株式会社、三菱商事パワー株式会社、三菱重工業株式会社、三菱電機株式会社、そして常磐共同火力株式会社の5社(当時)で構成される福島復興電源コンソーシアムが主体となっています。この中でも高い専門性を持つ当社が中心となり、運転・保全を行っていきます。2021年4月から営業運転を開始しクリーンコールテクノロジーの分野で世界をけん引することを目指しています。