勿来発電所(なこそはつでんしょ)の約3分の1は
環境対策の設備になります。
いったいどのような対策を行っているのでしょうか。
ここでは勿来発電所の環境対策を見てみましょう。

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勿来発電所では、地域の方々が安心して暮らせるよう、
環境対策に万全を期しています。

環境保全のために

勿来発電所では、地域の方々が安心して暮らせるよう環境対策に万全を期しています。ばいじん対策、硫黄酸化物・窒素酸化物対策、排煙などの監視、排水対策、騒音対策などです。また、廃棄物の有効利用に努めるほか、石炭灰の自社処分場を保有しています。

大気汚染防止対策

石炭をボイラーで燃焼した際に発生するガスは、脱硝装置、電気集じん装置、脱硫装置の三つの設備を通り煙突から排煙されます。

  • 水質汚濁防止対策

    総合排水処理装置、脱硫排水処理装置、油分離装置を設置して水質汚濁防止に努めています。

  • 騒音対策

    低騒音機器の採用、防音壁の設置、消音機の取り付けなどにより騒音防止に努めています。

  • 石炭灰処分場

    有効利用できない灰は発電所から約4km離れた自社処分場で厳しい管理のもと埋め立てています。

  • 緑化

    発電所敷地面積の20%以上を緑化しています。

再生可能エネルギーの利用

勿来発電所では、地球温暖化防止対策の一環として、再生可能エネルギーである木質バイオマス燃料を導入し、石炭と一緒に燃焼させています。
木質バイオマス燃料は二酸化炭素排出量がゼロとみなされており、積極的に使用しています。
また、太陽光発電システムをサービスビルに取り付け、ビルの使用電力としています。

  • 木質バイオマス燃料

    樹木を伐採・製材した後に出る残材をペレット状に加工成型した固形燃料です。

  • 太陽光発電システム

    勿来発電所サービスビルの南側壁面に、太陽光モジュールを56枚設置しています。総出力は10kWで、ビルの電源の一部として使用しています。